移動販売で起業した時に超えなければいけない、出店場所などの問題について説明しています。
移動販売で起業するには、必要な書類手続きや、出店場所の選択・確保、店舗の装飾、接客対応など、乗り越えなければならない様々なハードルがあります。
例えば、飲食店の場合、食品衛生管理責任者を置くという決まりがあります。移動販売も飲食業であれば同じで、調理士や栄養士などの資格がない場合は講習を受けなければいけません。また、営業許可を得るためには、給排水タンクの容量や収納場所、運転席と調理・販売スペースが完全に仕切られているなどの要件を満たす必要があります。
管轄の保健所の許可を得るために、図面を引いたり、必要な設備を揃えるのは一苦労です。
移動販売では出店場所の確保も頭を悩ますことの一つです。路上の場合は、管轄の警察署から道路使用許可を取らなければなりません。ショッピングモールやスーパー、民間会社の敷地内などの私有地は、ほとんどの場合出店料を取られ、個人では交渉できない場合も多々あります。
移動販売のフランチャイズを選んで起業することには、実にさまざまなメリットがあります。
ビジネスとして成功しているフランチャイズチェーンであれば、経営・販売に関するしっかりとしたノウハウが確立されています。なぜなら、収益性の高いビジネスモデルが確立されていなければ、フランチャイズチェーンとして成り立たないからです。
成功しているフランチャイズチェーンを見極めるには、本部の力の入れ方をチェックするのがいいでしょう。
フランチャイズチェーンがしっかり機能するためには、個々のオーナーにもしっかり稼いでもらわなくてはなりません。そのために本部では、融資の相談から、ノウハウの提供、研修、様々な手続き、出店場所の確保に至るまでフォローし、アドバイスしてくれるところが増えています。
なにもない所からスタートするよりも、ノウハウが確立されているという恩恵を受けながら始めるという選択肢があるのです。
あとは本人のやる気と実力で、しっかり稼ぐことができるのが、移動フランチャイズの魅力ではないでしょうか。